ワキガというのは、ワキからアンビリーバブルなにおいを撒き散らす状況下で、腋臭症（えきしゅうしょう）だとも呼んでいます。皮膚には、エクリン腺とアポクリン腺といった、2タイプの汗腺（汗を出す器官）があって、アポクリン腺からの汗というのは、においの原因になるたんぱく質とか脂質というようなマテリアルをたくさん含むわけです。
ワキガというのは、アポクリン腺の分泌が数多く、その汗というのが細分化されて、引き起こされるにおいが強力であるということが中心となる原因となっています。
どのような人でも、ワキのにおいは見受けられます。我々日本国民のワキのにおいというのは、これから挙げるように7タイプにカテゴリー分けされます。
とりわけ、酸臭・カレースパイス臭が見られる人というのが、ワキのにおいが強力であることがほとんどです。
とりわけワキガのにおいとしては、酸臭の一種としての硫黄臭（温泉かのようなにおい）、脂肪酸臭（カビがかったにおい）、それからカレースパイス臭（香辛料みたいなにおい）というのが際立ちます。これらの3つのいずれかひとつに限定されるわけではなく、３つの臭いがビミョーに入り混じるケースがあります。それから、においの強烈さについても個人差が見受けられます。アポクリン汗腺から生み出される脂質・タンパク質の分量とか皮膚常在菌の個数というような、においの原因になる物質の分量に個人個人によって差があることが理由で、おしなべてこの強さのこのにおい、と言い切るわけにいきません。
ワキガというのは、常染色体優性遺伝なので、遺伝される可能性が高いです。親御さんのいずれかがワキガの場合には、50パーセントの可能性で遺伝して、親御さんいずれもワキガの場合には、80パーセントの可能性でお子さんもワキガになると考えられています。ワキガの場合は、耳垢が柔らかく湿っている傾向が見られるということがはっきりしています。
ワキガというのは、ウイルスとかバイキン性のタイプじゃありませんから、他人に感染する可能性はないかと思われます。